傾聴、それは苦しんでいる人の心の支えになる
当ブログにアクセスいただき、ありがとうございます。
自称、見習い執事でございます。
前回、趣味として「執事・紳士」を目指すための目標をご紹介いたしました。
今回は、そのうちの「苦しんでいる人の心の支えになる」について書こうと存じます。
〇傾聴、それは苦しんでいる人の心の支えになる!
結論から申し上げますと、私が見つけた「苦しんでいる人の心の支えになる」方法は、傾聴でございます。
「執事・紳士」を目指すきっかけとなった「女性の涙の告白」。
信頼のおける専門家の方々に、「また同じ場面に遭遇した際どうすればよいのか」と相談をしました。
すると、どの先生も共通しておっしゃられたのが、「聴く力をみにつけなさい」でございました。
この時はまだ、聴く力を身につけるだけで、女性の助けになるのか半信半疑でした。
半年経っても具体的な方法を見つけ出せないでいた私。ふと、先生方のアドバイスが頭をよぎりました。書店に行き、一番読みやすそうな「古宮昇著『マンガでやさしくわかる傾聴』」を手に取りました。
この本は、傾聴についてストーリー仕立てのマンガで表現しつつ、しっかり文章でも説明する内容となっています。
読み進めていくと、
「傾聴はまた、苦しんでいる人の心を支えるためにも重要です。」(同著P34)
これだ!
まさしく私の求めていたフレーズがそこにございました!
そして、先生方がおっしゃっていた「聴く力をみにつけなさい」という真意を理解できたように、思えました。
つまり、聴き上手になることで、何かあった時に相談されやすくなり、事態が大事になる前に対処できる。また、「告げ口」対象ができ、加害行為を抑圧する効果も期待できるのではないかと、私は解釈しました。
その後、書籍やセミナーを通して、傾聴スキルを学んでおります。
〇聴く、それは真心を込めること
聞くだけで、苦しんでいる人の心の支えるになるなら、取り組みやすいですよね(笑)
簡単かどうかは別として、傾聴の効力を軽視されている方はお見受けします。
傾聴の効力として
1.人は、自分の話を親身になって聴いてくれる人に、好感をもつ
2.話し手のモチベーションを上げる
3.話し手のストレス解消につながる
4.話し手の認知症の予防につながる
5.思考を整理する手助けができ、話し手自身が解決の糸口を見つけやすくなる 等
特に、「2.相手のモチベーションを上げる」はコーチングにつながります。つまり、傾聴はカウンセリングにもコーチングにも重要な要素となるのです。
では、どのような聴き方をすれば、上記のような効力を得られるのでしょうか?
それについては、現在勉強中の身でございますが、個人的に、テクニックもさることながら、聴く心構えが重要だと考えています。
確かに、傾聴テクニックはございます。例えば「ミラーリング」。話し手が髪を触れば聴き手も髪を触る、話し手がコップに手をかけたら聴き手もコップに手をかけるように、話し手と同じ仕草をすることで、お互いの心理的距離感が縮まり、話し手がより話しやすくなります。
ただし、100%真似ると逆効果なので、60%程度のミラーリングを心がけるとよいそうです。
このような傾聴テクニックは他にもたくさんあり、全て習得するのに時間がかかります。そのため、土台となる心構えを固めることを、まずはお勧めします。
ずばり、傾聴の心構えは「真心」でございます。
「聞く」と「聴く」の違いについては、読者様も見聞きされたことがあるかと存じます。
これはセミナー講師からの受け売りなのですが、「聴く」という漢字は、耳と十四の心を使うから「聴く」なのだと。私はこの十四の心を、真心と解釈しています。
なぜなら、十四の心には目(視線)も含まれるからです。真っ直ぐに相手と向き合い理解しようとすることが「傾聴」なのです。
それに、心を伴っていない「傾聴」で好感をもたれるとは思えません(持論)。
当ブログは「執事・紳士」に関する記事を書くページではございますが、傾聴も大事なテーマでございますので、随時書いていきたいと存じます。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
★学習のまとめ★
①傾聴は苦しんでいる人の心の支えになる。
②傾聴する際は、真心を込める。
<参考文献>
古宮昇著「マンガでやさしくわかる傾聴」日本能率協会マネジメントセンター 2018年 第8刷。