見習い執事 コロナ禍の執事をイメージする
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自称、見習い執事でございます。
人間の弱いところ痛いところにつけこむ新型コロナウイルス。
緊急事態宣言やロックダウンにより、街の灯りを消し、家の明かりを灯せといいます。
灯された家の明かりは温かいはずですが、時々、風にあたり目を覚ましたくなります。
さて、コロナ禍において、本職の執事様はどのように過ごされているのでしょうか?
自宅で過ごす日々が続き、たくさんの料理を作り置きしてくれる家事代行サービスは引っ張りだこのようです。
執事もまた、お嬢様の健康と生活そして笑顔を守るべく、今日という朝を迎えたのです。
<AM5:00>
まずは、体温をチェックします。熱っぽいなら、代わりの者を手配。
お天気をチェックして、1日のスケジュールを組み立てます。
使用人たちとミーティング。体調不良を訴える者は即時帰宅!
<AM7:00>
お嬢様を起こします。最高の笑顔で!といいたいところですが、マスクをしてのご対面。最高のイケメンボイスで「おはようございます、お嬢様」。
検温等のメディカルチェックを行います。少しでも体調が優れないなら、無理をさせてはいけません!
朝食をサーブします。キッチンメイドやコックが料理を作りますが、彼らがいない時は、執事が作ります。
飲み物は紅茶がよいでしょう。紅茶はカゼの予防につながります!
朝食はいつもよりゆっくりめに。お嬢様が召し上がっている間、ハウスキーパーがお部屋の換気、消毒、掃除をします。
<AM9:00>
学校へ送迎する時間ですが、緊急事態宣言が発令され、臨時休校中。
オンラインで授業が行われる場合、パソコン・iPadの用意、通信環境のチェック、お嬢様が美しく映るよう光を調整し、背景にも気を配ります。
宿題が出されているなら、お勉強のお手伝いをします。分かりやすく教えることが大切ですが、時には温かく見守り、心の中で応援します。
<PM12:00>
昼食をサーブします(GI値の低いメニューにします。GI値が高いと、お嬢様に眠気が襲いかかります!)
<PM全般>
午後の過ごし方は天気やお嬢様のご意向、教育面から総合的に判断します。
例えば、ピアノやヴァイオリンのレッスン。ブランクが開くと感覚を取り戻すのに時間がかかります。弾かずとも1日に1回は楽器に触れる機会を設けましょう。
適度に身体を動かします。トレーナーになったつもりで、お家でできるトレーニングをお嬢様にお教えします。
お散歩を希望される場合は、お帽子とマスクを用意し、人の少ない時間を狙って外出します。
庭園のお世話をガーデナーと一緒にするのもよいでしょう。自粛により、お嬢様もストレスが溜まりがち。いつも以上に花のある生活やアロマを焚いて、少しでも安らぎをお届けします。
<PM15:00>
アフタヌーンティーの時間です。お嬢様にとってはちょっとしたご褒美!
クッキーやケーキ、紅茶をサーブします。アフタヌーンティーといえば、三段式のケーキスタンドを連想しますが、使う場合、下からサンドイッチ、スコーン、ケーキをのせるのがセオリー。
<PM19:00>
夕食をサーブします(免疫力を上げる食事を提供します)
<PM20:00>
バスタイムやご友人とSNSを使ったおしゃべりタイムです。特におしゃべりは時間を忘れがちになるため、適度に合図を送ります。夜更かしは美容と健康の敵。
手指消毒液や手洗いで手がカサカサになる場合があるので、寝る前にハンドクリームを勧めます。
お嬢様が眠りに落ちたら、執事の1日は終わります。
この他、コロナ禍にある執事は、適切な医療情報を収集する、自宅療養の準備(経口補水液やおかゆ等の備蓄、風邪薬の用意)等、いつ助けを求められてもいいようにスタンバイしているのだと、想像します。
自身もコロナウイルスに感染するかもしれない不安と恐怖に向き合いつつ、お仕えする主を守り、勇気づけ、力となっていることと存じます。医療従事者のように最前線で戦っていませんが、コロナによる影響を最小限に食い止め、「灯り」を守ろうとする点では同じだと思います。執事様方にもエールを👏👏👏
最後までお読みいただき、ありがとうございました。